picasa導入 - 何度やっても同じ

これから写真をたくさん撮る予定なので、管理にpicasaを使うことにしました。

写真データはすべてウェブ上に保存しておきたい。データのバックアップと、どのPCからでもすべての写真データにアクセスできることが重要
ウェブ上に保存している写真は、基本は非公開で、必要なものだけ公開したい
ウェブ上のデータと同期化できる使い勝手のよいクライアントがあるといい
容量がおおきい

あたりがポイントです。

Googleのウェブアルバムはフリーで1GB、年間5ドル支払えば20GBつかえるようです。

picasaはインストール時にハードディスク全スキャンするのですが、これをしてしまうと画像が大量に見つかって収拾がつかなくなるので、あらかじめpicasaで管理するフォルダを準備しておいて（仮にZ:\picasa\とする）、スキャンが始まったらすぐにこのフォルダのみをpicasaの管理対象に変更してしまいます。

メニューの「ツール」から「フォルダマネージャ」を開くと、次のようなダイアログが出てくるので、一旦すべてのフォルダに×マークをつけて、管理対象のZ:\picasa\にだけ常時スキャンマークをつけておきます。

つぎに、管理したい画像ファイルを片っ端からZ:\picasa\フォルダに移動させます。とりあえずこれまでてきと〜に画像管理していたフォルダをそのまんま移動させましたが、今後は単純に年ごと又は月ごとにフォルダを分けて保存するつもりです。

管理のポイントはフォルダとアルバムの使い分けかな。フォルダというのはWindowsなどOSのフォルダそのものですが、picasaではあちこちのフォルダから写真を集めてきてアルバムというのを作れます。たとえばですが、いろんな時期に「法隆寺」に関する写真を撮影した場合、フォルダを年月で分ける管理方法だと、写真がたくさんのフォルダに散らばってしまいますが、ここでアルバムを使います。法隆寺関連の写真ををいろんなフォルダから拾い集めて、アルバム「法隆寺」を作ってしまえばいいわけです。アルバムを作っても、元のフォルダに保存されている写真には影響はありません。

さて、ここからが重要ポイント、ウェブアルバムへのアップロードです。自分の計画によると、

まずフォルダを全部ウェブと同期化する。これらは全て元画像のままのサイズでアップロードし、非公開とする。このアップロードは単にデータバックアップのため。
次に、テーマごとに写真をまとめたアルバムを作り、公開したいアルバムは、公開設定でウェブと同期化する。アルバムに含まれている画像はすべてフォルダにも含まれていてアップロード済みなわけだから、アルバムをウェブと同期化しても、さらに容量をくうことはないはず。

だったのですが……。アルバムのアップロードのあとで容量を計算してみると、どうも同じファイルが二度アップロードされているのでした（'A｀）。計画が破綻した！

まあしかし、ショックを受けながら色々いじっていると、アップロード時の画像サイズは、アルバムごとに決められるということがわかりました。さっきまでは、どうせ同じ画像なのだから容量上べつに問題なかろうと、アルバムも元画像のままのサイズでアップロードと設定していたのですが、公開アルバムは別に他人が見れればそれでいいのだから、一番小さいサイズでアップロードすれば、同じ画像が重複してもかなり容量は節約できます。

あと、他人に公開したいわけでなくても、自分が管理しやすいようにアルバムを作成したいことは当然あります。それはそのアルバムをウェブと同期化しなければいいだけなのですが、そのアルバムを、一部の写真だけ除いて公開したい、ということが自分の場合結構あります。今日調べた限りだと、これはちょっと難しそうでした。写真ごとに「非表示」「アップロードをブロック」する機能で解決できないかと思いましたが、これらはアルバムごとではなく、元になっている写真データ自体に対する設定のようで、年月別フォルダに入っている元データまで非表示またはアップロードをブロックされてしまいました。どうにかならないかな。

最後にもう一度まとめると

画像データは、picasa管理対象のフォルダ以下に、年月でフォルダを作成して、時系列で保存していく
それらのフォルダはすべて、元画像サイズのまま、非公開でウェブと同期化する
他人に公開したい写真をあつめてアルバムを作成し、基本的には最小サイズで、公開設定でウェブと同期化する
他人に公開したいわけでなくても、自分で管理しやすくするためにアルバムを作る。このアルバムを、一部の写真だけ非公開にしてウェブ公開したい、というのはちょっとむずかしいので、一部だけ公開したい場合は、公開用に別アルバムを作る